2016年4月6日水曜日

多文化共生川柳カルタ(わをん)

いよいよ多文化共生川柳カルタの最終回です。今回の作句を担当する「尾張小町」は、北奥順子、近藤公彦、近藤淳宗、柴田睦美、鉃井宣人、人見泰弘の皆さんです。全員集合のイラストが嬉しいですね。

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ワ わたしたち国境越えてもラブラブよ
日本全体で夫婦の一方が外国籍である婚姻件数は、2万組以上ありました(2013年の数字)。国境を終えた出会いも広がっていますよ。

ヲ 蚊を(かを)と顔(かお)聞いただけではわからない
日本語の「を」と「お」は、発音が同じです。現代語では助詞の場合に「を」、そうでない時は「お」と表記するのですが、「かをたたく」と「かおたたく」では、外国人が耳で聴いただけではわかりにくいようです。


ン 「ン」始まりわたしの名前受け取らず
名前がンで始まる外国籍の方が、ンの名前では対応できないと窓口で言われ、公的な証明書を発行してもらえなかったそうです。ンで始まる名前は日本ではないかもしれません。とはいえ、世界を見わたせば、そうでもないようです。

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◆「川柳ひろば」の投稿先:
   日本福音ルーテル社団(JELA)「川柳ひろば」係
   住所:150-0013 渋谷区恵比寿1-20-26 
   FAX:03-3447-1523
   E-mail: jela@jela.or.jp 皆様のご応募をお待ちしています。

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2016年3月24日木曜日

第6回川柳ひろば入選句発表!

下の三句が入選句として選ばれました(柏木哲夫先生選)。入選した方にはプレゼント(粗品)をお送りします。

<最優秀賞>
  • 「五郎丸」船の名前か爺は聞く(うなたろう)
<優秀賞> 
  • やつ当たり目方減らぬと秤蹴る(安藤淑子)
  • メーキャップ未完成のまま下車してる(泉 洋子)

今回の投句分(2015年11月~2016年2月にJELAに届いたもの)には次のような作品もありました。(川柳ひろば管理人選、柳名略、景品なし)
  • ただいまの笑顔の瞳紅葉の手
  • 虫嫌いこっそり食べた茶碗蒸し
  • 作者には嬉し悲しの海賊盤
  • 隣席の妻とラインで会話する
  • 遺産好きそれじゃ持ってけ負の遺産
  • 賀状減り喪中はがきの数増して
  • 人の分ボケたふりしてみなたべた
  • 盗難車自動操舵で警察署
  • 初陪餐パンが固いと文句言う
  • 年金にも賞与のほしいクリスマス
  • ストレスでたくさん食べてまた悩む

JELAは皆様からの投句を随時受け付けています。7~10月、11~2月、3~6月にJELAに届いた中から、柏木哲夫先生が最優秀1句、優秀2句ずつをお選びになり、それぞれ12月、4月、8月発行のジェラ・ニュースおよびJELAのホームページの川柳ひろ
ば欄に掲載します。皆様のユニークな作品をお待ちしています。(川柳ひろば管理人・森川博己)


◆「川柳ひろば」の投稿先:
   日本福音ルーテル社団(JELA)「川柳ひろば」係
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2016年2月2日火曜日

異文化川柳カルタ ~~まとめ~~

作句者「羊野さんぽ(柳名)」さんによる異文化交流川柳カルタのまとめです。作句者は、四半世紀前にオセアニア1か月と北米6か月間のホームスティを含めて合計28か月間、異文化を覚える生活を経験されています。またイスラエルをはじめ8か国を旅行なさっています。豊富な体験からどのような川柳が飛び出すか、お楽しみください。

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【異文化交流川柳カルタ~まとめ~】

異文化交流川柳カルタ(あいうえお)

異文化交流川柳カルタ(かきくけこ)

異文化交流川柳カルタ(さしすせそ)

異文化交流川柳カルタ(たちつてと)

異文化交流川柳カルタ(なにぬねの)

異文化交流川柳カルタ(はひふへほ)

異文化交流川柳カルタ(まみむめも)

異文化交流川柳カルタ(らりるれろ)

異文化交流川柳カルタ(やゆよ)

異文化交流川柳カルタ(わをん)

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2016年2月1日月曜日

多文化共生川柳カルタ(らりるれろ)

作句担当(コメントも)の「尾張小町」さん、今回のメンバーは北奥順子、近藤公彦、近藤淳宗、柴田睦美、鉃井宣人、人見泰弘の皆さんです。

イラストは、川柳ひろば管理人・森川博己さんをイメージしたものだそうですが、本人は「もう少しハンサムでは?」と渋々ながら掲載を許可いたしました。ちなみに「博己」のルビは「ひろみ」と打ちます。

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ラ 楽じゃない家と学校使い分け
外国人の子どもは、家庭では両親と母語で会話し、学校では先生や友達と日本語で会話します。家と学校で異なる言語を使い分けています。

リ 立候補ここまで住んで権利なし
日本では外国人参政権は認められていません。どんなに長く日本で暮らしていても、外国籍住民が選挙で投票に行ったり、立候補したりすることはできないのです。

ル ルビ付きは最低限のマナーです
交通標識から入試問題まで、外国籍住民にもわかるようなルビ付き表示が求められています。ルビ付きになれば、出身国も年齢も問わずに、多くの人たちが情報を得やすくなりますよね。

レ 「歴史」では教えてくれないマイルーツ
学校で「歴史」を学ぶとき、それは日本人の歴史が中心です。ところが、教室のなかには外国にルーツを持つ外国人生徒もたくさんいます。彼らにとってのルーツを学ぶ機会も求められています。

ロ 労働に国籍関係ありますか
 外国人だからと言って、賃金や社会保障で違いを設けるのはなぜでしょうか。同じく働く人間として、制度的な違いはなくすべきではないでしょうか。

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異文化川柳カルタ(わをん)

作句とコメントを羊野さんぽさんが担当する異文化川柳カルタも、いよいよ今回が最終回となりました。のこり3句を掲載した後、さんぽさんからのコメント(お別れのあいさつ?)がございます。

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)別れぎわ再会信じ天あおぐ
短期間であっても良い交流の後は名残惜しくなります。交流プログラムでホームスティしたり個人的な滞在でお世話になったりしたご家庭の多くはクリスチャンでした。キリストにある者同士ならば、やがて天にて再会する希望があります。その時には、感謝の言葉と笑顔がたくさん交わされるのだろうなぁ……と楽しみです。

)異文化を知って避けたり真似したり
「Thank Eaw」(写真はポチ袋ではありません)
海外はもとより日本国内でも、心が悲鳴をあげるような報道が増え、ソドムとゴモラを想起させるような異質な風潮が急増し、次の時代が近づく足音を意識せざるを得ない昨今。悪を避け、好ましい文化・習慣だけを取り入れるためにも、我が「足のともしび」「道の光」である聖書を正しく読み、祈り、その教えを適用できる者でありたいです。

)寝台(しだい)に残す温もりポチ袋
日本にも系列があるホテルでのスイートルーム清掃の短期アルバイトでは、乱雑な使用感だけが残され、時間内に作業を終えるのが大変な客室もありました。そんな折、一度、日本人観光ツアー客によって「ありがとう」と書かれた可愛らしい絵柄のお年玉袋が置かれてあり、気持ちが和みました。チップ制度のない国でしたので報告すると、「とっておきなさい」と笑顔で言ってくれました。全てをご存じの神さまが励ましてくれているかのようで、二度、心が温かくなりました。

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<異文化川柳カルタを作り終えて>
2014年末頃に管理人森川氏より頂いた資料の中からカルタというヒントを得た後、異文化体験をテーマにしたらどのようなものが出来るのだろうかと、風化し始めていた経験をもとに詠みました。

他のシリーズのようにチームで作る良さは味わえませんでした。けれども、ブログに掲載とのお話をいただき句の多くを作り替えるうちに、数々の新鮮な自然環境および出会った方々との喜怒哀楽が思い起こされました。

そして、それらすべてが『主の良くしてくださったこと・計らい・恵み』であり、また、単なる回顧録ではなく、図らずも『主のすばらしさ・恵み深さを、味わい』過ごしてこられた歳月を、神さまの視点を覚えつつ改めて『見つめ』直す時間に変えられたのです(詩篇103:2、34:8a)。

ですから、途中からは、どのような経験や現状や人の声よりも『~イエスから目を離さないでいなさい』(ヘブル12:2a)と働きかけておられる聖霊の囁きを覚え、神さまに読んでいただければという心持ちで書き、助け主によって最後までお届けできたものと、主なる神さまへの感謝が深まることとなりました(その意味では、46句に統一するため、二つの句、特に「ゐ」の句とコメントが省略され残念)。

JELA「川柳ひろば」を散歩し終えるにあたり、拙句に目を通してくださった皆様へ、そしてご多忙のなか長期に亘るやりとりでお世話になりました川柳ひろば管理人ならびに補佐担当の方々に、この場を借りてお礼を申し上げます。

  キリストにあって
羊野さんぽ

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2016年1月29日金曜日

【川柳ひろば】闘病の投句者からのお便り

第5回川柳ひろばで「深ければ深い程よい思慮と杭」が最優秀句に輝いた「とんちゃん」(ペンネーム)さんから便りが届きました。十年前にパーキンソン病を発症されたそうです。川柳が闘病の励みとなっていることを知り、JELAの川柳ひろば管理人として励まされました。(森川博己)

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難病と私と川柳と
とんちゃん

ご本人の似顔絵ではありません
難病と宣告されて十年ほどが経過した。初期症状は大事もなく過ぎた。しかし症状は体中に、しかも確実に私を苦しめているが、川柳を勧めた家内のおかげで今の自分がある。

川柳は病気になって落ち込んだ私を奮い立たせようと家内が考えたものだ。初めは日記をノートに書いていた。それが6年半ほど前になる。しばらくしたら今度は「川柳をやったらどう」と言い出した。私は他人から押しつけられるのが大嫌いで、反抗するのだが、この「日記」と「川柳」については、気が早い妻だなと思いつつ、素直に受け入れることができた。

川柳の効用はこんなところにある。箇条書きに書いてみた。

  1. 物事を五・七・五で考えるから、怒れることでも川柳風にすると、今までの怒りが収まったり、遅らせたりする。一例をあげると、「横流しタレ流し者島流し」
  2. お金がかからない。投句すると通信費用は多少かかる。入賞して賞品をいただける機会もあるので、その際の喜びは大きい。
  3. (世の中の動きに関心を持つようになる。カタカナ語に強くなれる。頭の中で言葉を選ぶのでボケにくい。
  4. 川柳は俳句のように季語がいらない。俳句のように写実的でなくても、自分の心情を吐露すればよいので、たとえウソでも書けるので気楽だ。楽しい川柳を心がけている。

家内の叔父が川柳人で、どうすれば上達するのか尋ねたところ、「たくさん書きなさい」と、たった一言。その助言を守り、自分なりの川柳を自分のペースで書いている。

昨年の暮れ、老人ホームに入居した。家内も病人となり、他人の面倒を見られなくなったからだ。まだオープンして間もないので、活動的なことをやっていない。時々私が勝手に掲示板に川柳を貼っているが、今のところ施設の方からのお咎めはない。

◆◇◆

JELA川柳ひろばの投句受付は随時。柏木哲夫先生が4か月毎に選出する最優秀句には『ハーベスト・聖書かるた』を、優秀句には『星野富弘・詩画葉書セット』または男鹿和雄さん(「となりのトトロ」など数々のジブリ作品の背景美術術作家)による『第二楽章 福島・絵はがきセット』を差し上げます。奮ってご投句ください。

◆「川柳ひろば」の投稿先:
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2015年12月22日火曜日

キリスト教メディアで取り上げられたJELAの「川柳ひろば」

2014年の春(「JELA NEWS33号P8」)から募集を開始したJELAの「川柳ひろば」が、この冬、複数のキリスト教メディアに取り上げられました。


「キリスト新聞」(2015年12月25日クリスマス号P13)
「クリスチャントゥディ」(2015年12月3日19時30分配信)
「カトリック新聞」(2016年1月3日P5)


掲載のきっかけは、キリスト教福音宣教団体ハーベスト・タイム・ミニストリーズの中川健一代表が、「川柳ひろば」へ投句し、入選したことで「ハーベスト・聖書かるた」が誕生したことによります。掲載の経緯の詳細は、上記の記事をご覧いただければと思います。

年末年始、ご家族で五・七・五の川柳を考えてみませんか?


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