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このコンテストは、2011年3月の大震災を経験して改めて認識した“日常の大切さ”や“消費財流通の重要性”などを自覚し、ふだんの買い物の楽しさを再発見してもらい、消費者の暮らしに笑顔と元気を届けたいという思いから日本チェーンストア協会が実施しています。
今年はその3回目。募集期間が2014年11月1日~12月15日で一か月半と短いのに、延べ1万4,345人から総数7万5,215作品の応募があったというから驚きます。どのように周知しているのでしょう。私も川柳ひろば関係者からの情報で初めてコンテストの存在を知りました。
今回の応募者は幼児~100歳と幅広く、これまでの最高齢96歳を上回りました。審査員はコピーライター・仲畑貴志氏(毎日新聞・万能川柳の選者)、川柳作家・やすみりえ氏、イラストレーター・上大岡トメ氏ら。
一般の部の金賞受賞作は次の10点です(柳名省略)。これらの句の応募者は秋田から大分まで日本全国にまたがります。
「もみじの手お菓子売り場に舵をきる」
「新店舗過疎の町にも笑顔呼び」
「速いレジそれも一つのおもてなし」
「買い物は女のアンチ・エイジング」
「値段より裏面チェック母になり」
「詰め放題矯正下着のコツ生かす」
「スーパーに一人暮らしが支えられ」
「バーゲンで増えるわたしの笑いじわ」
「恋人と行った時だけ緩む紐」
「哲学者みたいな顔で肉選ぶ」
入選者には以下の副賞(現金)が送られます。これが投句者が多い理由かもしれません。
・金賞の10人には副賞として現金10万円
・銀賞の30人には3万円
・銅賞の60人には1万円
・感謝賞の100人には5,000円
・チェーンストア賞として100人に3,000円
小学生の部では、50句の優秀賞が選ばれ、1万円分の図書カードが贈られたほか、500人にチャレンジ賞として3,000円分の図書カードが贈呈されました。なお、今回のコンテストの金・銀・銅賞など受賞作品は公式Webサイトで確認できます。
川柳ひろば管理人
森川博己
森川博己
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川柳ひろばの入選副賞は星野富弘・詩画葉書セットとつつましいものですが、70歳以上で初投句の方にはシルバーエイジ賞、20歳未満で初投句の方にはヤング賞として表彰状と副賞が進呈されます。投句時は年齢を記すことをお忘れなく。
◆「川柳ひろば」の投稿先:
日本福音ルーテル社団(JELA)「川柳ひろば」係
住所:150-0013 渋谷区恵比寿1-20-26
FAX:03-3447-1523
E-mail: jela@jela.or.jp 皆様のご応募をお待ちしています。
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