2014年10月22日水曜日

第2回川柳ひろば もうすぐ締め切りです

2川柳ひろばの投句締め切りは1031日です(当日の消印有効)。現在280句近く届いています。この中から秀句を選び、ジェラニュース次号(12月発行)に掲載します。ホームページのニュースブログでも発表します。投句、まだ間に合います。

111日以降に届いたものは、第3回分としてお受けします。テーマは自由ですが、発表が4月なので、春の行事なども良いかもしれません。キリスト教関連の句も大歓迎です。

作句に役立つ情報として今回は、2千名近い現代川柳作家の作品が千テーマで5千句以上掲載されている『新現代川柳必携』(田口麦彦編、2014年、三省堂)から、いくつかご紹介します。おもしろそうなテーマからのつまみ食いです。なお、コメントは管理人です。

愛された記憶愛してよみがえる(岩崎眞里子)
「愛された」ことを思い返して味わう人が存在するためには、私やあなたが「愛する」人になることが必要です。イエスの「あなたの隣人を愛しなさい」が思い出されます。

何億の中に出逢った君と住む(依田秀子)
いま一緒にいる相手との出会いは、ある意味で奇蹟です。「何億」というひと言に、大いなるものへの感謝が感じられます。

あの人が笑った小さな風吹いた(芳賀博子)
恋愛時代を思い出します。いつまでも互いにこうでありたいものです。あなたの周りはどうでしょう。日々、小さな風が吹いてますか。

さよならにさよならと言うあたたかさ(大嶋信次)
「さよなら」は「おはよう」に置き換え可能ですが、別れの言葉に温かさを見出すところがミソなのかもしれません。ひらがながおおいと、やわらかさをかんじますね。

ゆくゆくは優しい人になるつもり(竹内ゆみこ)
このご恩決して忘れない つもり(高瀬霜石)
「つもり」で終わるとおどけた味わいがでますね。「忘れない」と「つもり」にスペースがあるのは原文通りです。続けて書いた場合と何が違うのか、研究の余地ありそうです。

しあわせになるはずだった定年後(高瀬霜石)
しあわせは家の茶の間にありました(豊野光子)
私のオアシスそれはあなたです(平井 都)
オアシスになってあなたの帰り待つ(香川 大)
高瀬さんの「しあわせ」が何を指すのか不明ですが、他の3人はそれを家庭の温もり、つれあいとの関係に置いているようです。オアシスを相手に求めないで、自分がオアシスになろうとする香川さんの姿勢に教えられます。

騙されて上げると母の目が笑う(伊達郁夫)
ごめんねと言えば笑顔になれるのに(豊野光子)
愛情表現とプライドの関係を異なる視点から取り上げていて、どちらもよくわかります。

以上
川柳ひろば管理人(森川博己)



◆「川柳ひろば」の投稿先:
   日本福音ルーテル社団(JELA)「川柳ひろば」係
   住所:150-0013 渋谷区恵比寿1-20-26 
   FAX:03-3447-1523
   E-mail: jela@jela.or.jp 皆様のご応募をお待ちしています。

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