2015年7月15日水曜日

異文化交流川柳カルタ(たちつてと)

作句とコメントは羊野さんぽさん。「第4回川柳ひろば」の最優秀賞と優秀賞をダブル受賞。絶好調のようです。

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タ)貯えは天に向くかな週給制
⇒ 週給よりも月給制の方が貯蓄し易いと何かで聞いた覚えはありますが、実際はどうでしょう。かつて、ワーキングホリデー制度を利用して滞在した国で経験したアルバイトはすべて時給の週給、家賃も週払いでした。週の初めの日に献金をあらかじめ手もとに置くには週給が適している気もするので、週給制は聖書から生まれたのかな?

チ)近すぎて対人距離に後ずさり
⇒ 民族性なのか個人差なのか…。人と対面する距離感覚が異なると落ち着きませんし、不思議です。
その理由や対処法をご存じの方、教えてくださいませんか。
<管理人コメント>対人距離、人と人との空間について『かくれた次元』(エドワード・T・ホール著、みすず書房)が古典的名著として有名ですが、対処法まで書いてあるか不明。
<作句者追加コメント>専門的知識でなくても、「こういう理由かもね」「自分の場合はこうしましたよ」という程度の、生活情報でいいのです。投句者や立ち寄り読者の皆様、お待ちしています!

ツ)つり銭を足して数える声がする
⇒ 珠算を習う効用のひとつは暗算のし易さだと思います。おつりを自動算出するレジも増えましたが、日本でのおつりは引き算でスッと渡されることが多いようです。対して海外では、代金から数え始めて(10ドル札で支払ったとするとその)10ドルに達するまで声に出しながら紙幣やコインを足していく方法が多く見られました。買い物客としては販売員と一緒に確認できるから良いような、時間が掛かるような…。ちなみに、そろばんのデモンストレーションは、すっかり忘れて上手くもないのに、喜んでもらえました。
<管理人コメント>状況は異なりますが、落語の「時そば」思い出します。
「ビーバー

テ)天井とベッドの高さ比例する
⇒ スティ先では、よじ登るようなキングサイズのベッドで大の字になったり、ロフトの華奢なベッドで丸くなったり。体格や家屋が違えば当然なのでしょう。
右の写真は、直径30cmはありそうな幹をビーバーがガリガリかじった跡に(手袋で)触れている様子。倒す途中なのか諦めたのか、まるで芸術品です。ビーバーのベッドは、きっと頑丈で居心地が良いものでしょう。
<作句者追加コメント>削り跡が見難いかもしれませんけれど、あしからず。なお、トリミング加工してあるため、拡大しても、顔は見えません。

ト)特別な行事ない日も交流日
「3段の雪だるまうさぎ」
⇒ アルバムの風景写真を見ていて、何気ない場景や情景が心に多く蓄えられていることに気づきました。普段の時間の共有が、特別なイベントの楽しさを裏付ける確かな支えになっていたようです。
左の写真は、日本では2段の雪だるましか見覚えがなく、目新しく感じて撮った一枚です。体のイメージが2段だったり3段だったり、なぜでしょうね。


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